ラルクをスキになったきっかけで書いたT君。

そんな彼のバレンタイン&ホワイトデーの話を。

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1999年 2月 13日

明日はバレンタインデー♪
T君にはチョコマドレーヌを作ろう!

幸い、お菓子を作るのは得意だったゆぅき。
ちゃんと味見をして、おいしいことを確認。
そして100均でラッピング道具を買い(この辺から既におかしいが、、)
次の日に備える。

翌日

ぶっちゃけた話、どうやって渡したのかは覚えてない。
多分、部活終了後に1人の時を狙って渡したと思う。

ゆぅきの気持ちは知っていてくれたため、
さほど緊張はしない。

チョコマドレーヌの入った箱を、かわいめに
「これ、食べて…?」
と渡すと、ナルシスト協会代表取締役の彼は、

「サンキュー」

とクールにチャリをこいで帰っていった。

ゆぅきの家は彼の家からめっちゃくちゃ近いので、
ゆぅきは少し時間を置いて帰る。

はぁ、どきどきした。。。

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1999年 3月 14日

今日はホワイトデーだ!!

ちょっとだけ期待を抱きつつ、学校へ行く。

が、特に何もなかった!

まぁ、付き合うわけでもないし、そんなものだろう。
と諦め、素直に帰った。

翌日

チャリ置き場でT君とばったり出会う。

T君は何かを目で訴えているような気がする…

1人でドキドキしていると、気をきかせて立ち去る友人達。

2人きりになってしまった。

ドキドキドキドキドキドキドキドキ

先に動いたのはT君だった。

こっちにキター!!!

「あのさ、こんなんで悪いけど…」

そういってゆぅきの手に何かを握らせたT君。

「じゃあな!」

やはりここもクールに立ち去るT君。

そしてゆぅきの手のひらには…

指輪

大きな指輪。T君が愛用していた指輪。
ゆぅきがするには親指でもユルユル。
でも、すごーく嬉しかったの。
ゆぅきのこと、考えてくれてるんだなって。

T君を忘れられる日まで、ゆぅきはずっと
ネックレス通していつも首から下げてたんだ☆

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